4月29日(木祝)、不登校の親の会「蜜柑の木」主催の講演会でお話をさせていただきました。
人前で話をするのって、難しいものです。
会話と違って反応がすぐに返ってくるわけじゃないから、聞いてる人がどう思っているのか、ドキドキするわけで。
大人数を相手にオンラインで話をするというのは初めてのことで、柄にもなく緊張したし、終始お腹が痛かったです。
今回は「ダメな人なんてひとりもいない」というテーマで喋りました。
特に伝えたかったのは、「自分」のことをダメだと思わなくてもいい、ということ。
僕自身ずっと自分のことを「ダメなやつ」だと思って生きてきて、鬱になりました。
つい、なんでも人と比べてしまってたんですよね。
今もですが。
でも、自分の持ってるでこぼこな部分を少しずつ受け入れられるようになって、他の人のことも認められるようになった気がしています。
きっと自分の中には良い部分と悪い部分があるわけじゃなくて、「できること」と「できないこと」があるだけなんだと思うんです。
なんでもできる人なんて、もちろんいない。
自分でなんでもやろうとすると、できない部分がたくさん見えてしまうんじゃないかな。
自分のできない部分を認められるようになると、自然と他の人のできない部分も認められるようになってた気がしていて。
みんながみんなできないことは「できない」って言えて、得意なことだけを集められたら素敵ですよね。
そうなると多分、関係も良くなるし、活動もうまく回るんじゃないかな。
そんなこんななことを思って喋りました。
アンケートでもたくさんの嬉しい感想をいただいて、自分の過去を少しでも意味のあるものにしていただきました。
聞いてくださったみなさん、本当にありがとうございました。
そして、主催してくださった「みかんの木」とスタッフのみなさん、このような大舞台に呼んでいただきありがとうございました。
宣伝から準備から、長い時間をかけて動いてくださったおかけで、思いを届けることができました。
またこの講演が、誰かの未来に繋がっていくことを願っています。