6/28、三井寺の素敵なカフェmanmaさんにて、講演とライブペイントをしました。
不登校の親の会「ひまわりんぐ」と青年期の親の会「まゆの会」を主催されている知恵さんが声をかけて集まってくださったメンバーさんたちへ。
講演は「鬱になった話」と「作家になった話」をしました。
あまり前向き過ぎる綺麗な話をするのは好きではないので、割とリアルな気持ちや葛藤、ぶつかった現実みたいなものにも触れて話したのですが。
先が見えないことはずっと不安だけど、それでも少しずつ進んできたような道のりもあって、そこを振り返ってみると気付けたこともたくさんありました。
何かを「やりたい」と思ったってできる自信はなかなかないし、SNSに投稿一つするのにも反応があるかどうか怖い。
それでも信頼できる人に相談して、色んな人に背中を押して貰って、少しずつ歩いてきて。
そんな日々の中でこれまで描いてきた作品を、エピソードを交えて話しました。
感想もたくさんいただきましたが、それぞれの人生を通して色んなことを感じ取ってもらえたようです。
「自分に当てはまる事が多く、心にしみました」というような感想をいただいたのですが。
僕も本を読んだり誰かと話していると、よくそんなことを感じることがあります。
立派な経験だって辛い経験だって、似たような状況の中にいる人にとっての支えになり得るのかなと。
それが人に自分の経験を伝える大きな意味なのかもしれません。
ライブペイントでは、こんな作品を描きました。
大きなレールを外れる寄り道が、人生にはあってもいいのではないでしょうか。
そこからまた見える新しい道を、いつか笑顔で振り返れる日を願って。
企画していただいた知恵さん、会場を提供してくださったくみこさん、お越しくださったみなさんに感謝です。